暮の大掃除をしていたら、押入れの奥から古い郵便貯金の記録が出てきた。

初めてのひ孫である我が家の娘のために、夫の祖父が定額貯金をつんでくれた時に、私が控えを残しておいたもので、今から20年以上前の日付である。

その金利を見て驚いた。

10年満期の定額貯金の利率が、半年複利で運用されるため、満期時には結果的には なんと実質8パーセント台の数字が記されている。

最初は我目を疑ったが、このころはバブルの真只中で金利の高い時代だった。

http://www.kasuga-office.net/
利息だけでご飯を食べているという人が、私のまわりにも実際にいた。

娘のこの定額貯金が満期を迎えたのが 平成14年で、その時すでに夫の祖父、つまり娘の曽祖父は鬼籍に入っていた。

祖父の積んでくれた定額貯金は新にそのままの額で書き換えたが、この時の利息は なんと 0コンマ07パーセント。

ケタが二桁違うではないか。

金利は100分の一に減ってしまったのだ。

100万預けて100万700円にしかならない。

いったい、この国に何が起こったというのだろう。


しかし 考えてみれば お金を金融機関に置いておくだけで増えるというのも不思議な話だなと思う。

貧乏人のひがみであるが、労働の対価としていただく一万と、金融機関に預けた利子の一万と、買えるものは同じというのがどうも悔しい気がするのだ。

今のこの不況下においてもハイリスクな金融商品は存在するが、それでも20年前の超安心な郵便定額貯金の金利に到底届かないというのもやるせない。

所詮人の金運は歴史に連動する経済に翻弄されるのだ。

いつかまた高金利時代が訪れた時の笑い話のタネにするために、この超低金利の記録を残しておこうと思う。

Category: 「金利」
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